【海外赴任】いつか海外赴任したいと考えている人へメリットとデメリットを解説(赴任に備えて今からしておく心構えと準備も紹介)

海外赴任

 まだ海外赴任できるとは確定していないけれど、いつか赴任したい、と考えている方も多いかと思います。実際にシンガポールとタイに赴任した筆者の経験をもとに、海外赴任のメリット、デメリットと、赴任に備えて今からしておく心構えと準備を紹介します。

こんな人におすすめ

  • いつか海外赴任したいと考えている人
  • 海外赴任のメリット・デメリットを知りたい人
  • 海外赴任するためのにやっておく心構えと準備を知りたい人
  • 海外赴任はすべき?そのメリットは?



     海外赴任したいと思っている方は、それぞれ海外での仕事や生活に強い思いがあると思います。

    • 英語で仕事をする姿がかっこいい
    • 海外から日本を見てみたい
    • せっかくグローバル企業に就職したのだから赴任は当たり前

     私も実際に赴任する前には、かっこいいとか、スキルアップできるだろうとか、いろいろ漠然と考えていましたが、ここでは実際に赴任して感じたメリットについて紹介したいと思います。

    価値観が変わる

     これは想像しやすいと思いますが、筆者も実際に価値観は変わったと思います。一言で言うと、日本がスタンダードではない、と思えたことが一番の変化です。良くも悪くもきちっとしている日本はすばらしいと感じる一方、今では少し窮屈に感じてしまいます。

     また、飛行機に乗ることが身近になり、行動範囲が広がったことも大きな変化です。最近ではLCCも増えたため、近辺の国には週末に行くこともできるようになりました。いろんな国の人と出会い関わることで、日本とは違う文化を知ることになり、そういうものを受け入れて行くことで許容範囲が広がったように感じます。

    生きる力が付く

     日本人が海外で生活する場合には、多かれ少なかれ必ず制限があります。よく通っていたレストランが無かったり、日本のコンビニで簡単に手に入ったものが手に入らなかったり、ということはよくあることです。食べ物に関しては日本食が海外に進出していますが、日本ほど安くおいしいものが豊富には揃っていませんし、日常品も日本ほど質の良いものがすぐ手に入るとは限りません。大都市だとしても、交通の便が発達しているわけではないため、移動に苦労することもあります。

     ある程度海外生活に慣れてくると、このような不便を楽しめるようになり、いろいろな経験が出来て日々退屈することなく暮らすことができるようになりますが、それまではストレスを感じながら日々生活しなくてはなりません。不便を楽しめる、というのも許容範囲が広がったことの一つだと思います。

    人脈が増える

     海外の大都市圏では大抵日本人コミュニティが存在します。いろんなサークル活動や子供の学校の集まりなどを通して、この日本人コミュニティに関わっていくことになります。この中には日本では出会わなかったようないろいろが人がいて、話をするだけで勉強になることも多いです。日本に帰っても繋がっていることも多く、貴重な人脈が作れると思います。

    海外に来てまで日本人と関わりたくない、と距離を置く方もいますが、同じ環境で暮らす仲間として、関わりを持つことは様々な情報が得られることもあり有意義です。距離感は調整すればいいと思いますが、毛嫌いせずに一旦日本人コミュニティに触れてみることは海外赴任するメリットの一つだと思います。

    スキルアップできる

     赴任すると、仕事では日本より上の立場にアサインされることが多いと思います。同時に便利屋的に多くの部署を横断的にサポートすることも多くなると思います。マネージメントとして多くのローカルメンバーをまとめることでマネジメントの経験ができ、日本からは現地法人の窓口として頼られることになるでしょう。また、英語、またはその国の言葉を使わざる得ない状況によって語学力は自然と付きますし、これらの経験、語学力は日本に戻ってから大いに役立つでしょう。

    確かに語学の習得はスキルアップの一つですが、海外で働くことが普通になると、ツールの一つにすぎないと思えてきます。きれいな英語を話すより、どんどん英語でローカルの人たちとコミュニケーションをとる姿勢の方が大事なスキルだと思います。

    日本が本当にいい国だと実感できる

     これは本当に感じることです。好きなものがいつでも手に入り、物事が時間通りに動く。当たり前のようで海外では当たり前ではないことが多いです。国によっては、日本を憧れの国と言ってくれる人も多く、日本人であることを誇りに思うこともしばしばです。日本を代表しているとは言い過ぎですが、日本から海外に来ている人間として、下手なことはできないな、と身を引き締めています。日本という肩書きによって優遇されることも多く、やっぱり日本はいい国だと感じます。

    海外赴任するとデメリットもあります

     一方でメリットばかりではありません。実際に赴任してみてデメリットと感じる点も多々あります。筆者が感じたマイナス面についてもご紹介します。

    仕事が軌道に乗るまでは激務

     たぶん日本でやっていた仕事内容をそのままする方は少ないと思います。裁量が増える分、責任が大きくなり、加えて異なる文化を持つローカルメンバーと異なる言語でコミュニケーションをとることになります。メールやレポート1つ書くのも難易度が上がり、すべてのことでストレスを感じます。筆者の経験では生活に慣れてきた3か月ごろから6カ月頃までは本当にしんどくて、休みも1週間分の仕事のキャッチアップに追われていました。それを乗り越えるまでは必死に仕事に打ち込む必要があると思います。

    健康面は注意

     赴任される方は、フィジカルもメンタルも強い人が選ばれがちな傾向にあるように思いますが、それでも海外で生活するうえで健康面にはより気を遣う必要があると思います。

    環境面

     赴任地により特有な気候に適応する必要があります。暑いところ、寒いところ、雨が多いところ、いろいろあると思いますが、これは一個人では変えることができません。その土地に合わせる必要があります。

     例えば、私が赴任した東南アジアでは大気汚染がひどく、天候は猛暑、大雨など過酷です。一方、室内は冷房によりかなり冷えているため、屋内外の出入りの度にヒートショックを受けることになります。慣れてくるとは言え、体に負担をかけない工夫は必要でしょう。

    医療面

     日本の医療レベルは世界でトップレベルで、それに比べると医療レベルが劣る国・地域も多いです。良い病院があっても日本語で診察してくれるとは限りません。通訳が入ったとしてもニュアンスまで分かるかというと難しい場合があります。

     以前、シンガポールで英語で治療を受けたことがあり、丁寧に英語で説明してくれるのですが、やはり医療専門用語は理解できず、かなり不安を覚えた記憶があります。その時は、体が熱くなるような液体を飲まなくてはならず、それが理解できていなかったため、軽くパニックになりました。

    衛生面

     やはり日本は衛生面でも優れています。大都市圏はともかく、海外の地方に行くと気になることがたくさんあります。トイレもそうですし、レストランの食器類もきれいとは思えないものもたくさんあります。バンコクでは、屋台が多いせいか、道路が生臭いことも多いですし、ゴキブリ、ネズミなども頻繁に見かけます。

     自分から汚い場所には近づかないと思いますし、衛生的に問題ある場所は避けるようにすれば問題ありません。慣れるまではストレスに感じるかもしれませんが、神経質になりすぎなければ乗り越えられると思います。

    プライベートが犠牲になる

     一言にプライベートと言っても、いろいろあります。

     日本からの出張者の相手をするのも赴任者の立派な仕事という一面もあり、空港へのお迎えに始まり、食事の世話、休日観光地へのアテンド、お土産選びのサポートから空港へのお見送りまで、ツアーガイドの仕事をしているように感じられます。出張者が立ち代わり来ると、ほとんど自分の時間ない、と言ったこともしばしばです。

     また、遠距離恋愛になったり、家族と離れて暮らすことになったり、また、友人と会えなくなるなど、人間関係も一気に変わります。

    赴任が決まるまでにしておく心構えと準備

     海外赴任のメリットとデメリットが分かったうえで、それでも行きたいと考える人は、近い将来、赴任できることを想定して日々生活しておくことが大切です。筆者の経験から、これをしておくかしておかないかで、赴任してからのしんどさが違います。

    私物を増やさない

     単身赴任で荷物を残していく方は別ですが、一人で赴任する場合は日本での私物を持っていくか、置いておくかの選択をすることになります。これも国によりますが、備え付け家具が一般的な所では、家財道具はほとんど持っていく必要がありません。この場合、実家に送るか、レンタルスペースを借りるか、になるかと思いますが、どちらにせよ荷物が少ないに越したことはありません。引っ越しのタイミングで断捨離するのもおススメですが、初めから物が少ないことは明らかに物事が楽に動きます。

     家、車だけでなく、大物家電についても買うタイミングは常に考えておくことをお勧めします。私は海外赴任したい、と思ってからソファーは絶対に買わないようにしました。

    家を買うと海外赴任が決まる、というジンクスが巷に流れていますが、実際、私の知り合いでも、新居を一度も住まずに貸し出した人が2人いました。

    語学の勉強

     語学は最終的には単なるツールとなり、目的にはならないことは述べました。ただし、それは赴任を終えた後で感じるものであり、赴任開始時にその国で通じる言葉を使えることは、かなりのアドバンテージになります。

     毎日積極的に勉強する時間が取れない場合でも、移動やちょっとした空き時間に言葉に触れることが大切です。

     私は下記のようなことをコツコツやっていました。これらをすることですぐにTOEICの点が延びたり、英語が聞き取れるようになったりするわけではありませんが、塵も積もれば山となる、少しずつ始めてみてはいかがでしょうか?

    • 通勤電車でNHKニュース英語版を聞く
    • ニュースアプリの英語欄を読む
    • 携帯の言語設定を英語にする

     

     また、一度目の赴任直前には、少しだけ英会話スクールに通いました。英語をしゃべれるようになることが目的というよりは、外国人に対し下手な英語で考えを伝える練習をすることが目的です。

     最終的には、どれだけ英語を使うかで上達の速度が変わってきますので、下手でも躊躇なく話す、ということは何よりも大切なスキルだと思います。

    知っておくと役立つちょっとした内容

     これまで解説してきた内容の他にもちょっとしたことですが、機会があれば海外赴任に適した選択をしておくと良いものがありますので参考にしてもらえればと思います。

    海外赴任に適した選択をしておこう

  • 電化製品を買うときは、240Vまで対応しているものを選ぶ
  • クレジットカードを新規で作るなら空港ラウンジに強いものを選ぶ
  • 資産管理は長期視野で
  • どうすれば海外赴任できるか

     これだけ日々精進続けても、赴任できなければ話になりません。ではどのようにすれば赴任できるのでしょうか?

     それぞれ所属している組織も置かれている立場も違いますので、絶対的な解決策ではありませんが、筆者の経験をお話します。

    上司に希望を伝えておく

     赴任者を決めるのは上司です。

     定期的な面談があればその時に赴任希望を伝えておくといいでしょう。面談でなくとも日常会話でそのような話をしておくことも上司の頭に残るのでよいと思います。

     私の場合は、一緒に行った出張中の何気ない日常会話の中で、上司が昔海外赴任していたときの話を聞き、自分もいつか行きたい、ということを伝えていたら、その上司の推薦で赴任することができました。

    転職も一つの方法

     大企業にお勤めの方は、赴任したい人も多く競争率も高くなります。また、会社としては社員の成長を見込んで送り出すことも多く、大抵の場合は数年での帰国になります。

     海外での生活を長くしたい場合は、そのような希望を提示したうえで転職するのも良いと思います。海外で会う方の中には、10年以上赴任を続けている方もいらっしゃいます。数年で帰国する場合は、物足りなさをどうしても感じてしまい、そのような人がうらやましく感じてしまします。海外赴任要因として転職した場合は、一般より長く海外生活できるでしょう。

     すぐに転職するのはハードル高いと思います。なんとか一度今の会社で海外赴任を勝ち取って、海外が自分に向いていると思えば、一旦帰任してから、改めて転職して海外赴任する、という選択肢もあると思います。

    まとめ

      

     海外赴任をしたことがある経験から、メリット、デメリット、心構えなどお伝えしてきました。抽象的な説明が多かったように思いますので、もっと具体的な内容は別でお伝えしたいと思います。

     この内容が海外赴任をしたい皆さんの助けになれば何よりです。

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